旧湯浅治氏民家 (南丹市指定文化財)

 屋根裏に納められた棟札(むなふだ)に文化8年(1811)の造営とあり、建立(こんりゅう)年代が確認できます。
 同年には当家の先祖が、この地域における有力な姓の一つである湯浅姓の家紋である九曜紋(くようもん)とともに免許されています。
 又部材の痕跡からは、建物の使われ方が、大堰川上流に分布し「たて食い違い型」平面を特徴とする北山型民家の古製として、共通していることが確認されました。
 なお、当民家には当地を中心として収集した生活用具を展示しています。
   
オクドサン
ダイドコ
ウマヤ



旧湯浅孝氏民家

 建立年代の確定できるものはありませんでしたが、屋根裏に残された柱暦などから19世紀中ごろの造営と推測されます。 また、大黒柱下部の仕口穴には、寛永通宝(かんえいつうほう)と乾隆通宝(けんりりゅうつうほう)の古銭(こせん)が納められていました。
 当民家では、移築後のさまざまな体験型のイベントや、展示などの利用を目的 として、使いやすいように工夫されています。 また、屋根裏の構造などがよくわかるように、階段および見学台を設置して上がれるようにしています。
ダイドコ
シモノマ