長岡第七小学校の3年生のみんなと、テレビ会議で交流をしました。
園部第二小学校からは、3年生の子どもたちが学びあいタイムで取り組んだ「音たんけん」「出発!タイムトラベル」を、
長岡第七小学校からは、1年間を通して地域に目を向け調べてきた、長岡京市の3つの「お宝」(小畑川・竹・乙訓寺)を紹介しあいました。
そしておたがいのお宝や学んだことについて、質問や意見の交流をしました。
はじめ緊張していた子どもたちも、お互いの交流が進み意見交流するときにはしっかりと自分の考えを伝えたり聞き取っていました。
♪今日、テレビ会ぎがありました。長岡第七小学校の3年生の人たちとやりました。長岡のおたからを3つしょうかいしてもらいました。わたしたちは、学びあいタイムでの、音たんけんのことや、出発タイムトラベルの、わらや火、遊びなどをしょうかいしました。もし、長岡第七小学校の人もおもちをやいたり、なわを作ったりしたなら、そのかんそうを聞いてみたいです。わたしたちは、おたからさがしをやってみたいです。
♪ぼくは、長岡第七小学校のおたからしょうかいで、「よくしらべているなー」っと思いました。川のこと、竹のこと、小さな魚のこと、よくしらべている。ぼくたちも第七小学校にまけずにいろいろしらべたし、よくわかったりした。第七小学校の人たちと、友だちになれてうれしかったです。
3年生のものの見方(校長室から) |
本校で初めてのテレビ会議を、3年生が長岡第七小学校の3年生と行いました。どちらも「総合的な学習の時間」に学習してきたことを発表し合いました。
相手校は3回目でしたが、本校の児童は初めてで、非常に緊張していました。しかし、慣れてくると積極的に質問したり答えたりしていき、その向かっていく意欲や態度に、内心「いいぞ。」とみていました。
テレビ会議後の感想を読んで、「ふうん。3年生でこんなとらえ方ができるのか。」と改めて学校で教育することのよさを感じましたので紹介します。
その1 長岡の3年生が初めてである私達を励ますように司会したり質問したりしてくれていたという受け止めをしている子
その2 お互いの発表だけでなく、質問や感想を言い合うことは、お互いの市町や学校のことをもっとよく知るためにするのだということが分かったという子
その3 相手校の「おたから紹介」という発表から、自分の学校のいいところが一杯あるのに気がついて「すごいな。」と思ったという子
その4 インターネットで他の学校の子と話しができるなんて今の時代を感心した子
その5 自分達が1年間学習してきたことが思い出され、振り返って確かめている子
その6 長岡の子に負けないようにみんな頑張ったのがよかったという子
まだまだありますが、「楽しかった。頑張った。よかった。」というだけでなく、「人やことのよさ」がまとめてとらえられる児童。相手のことを通して自分達のことが見える児童。長いスパンや世の動きで見られるようになっている児童。仲間意識の育っている児童等々。3年生の終わりになると、このような物事の見方やとらえ方が出来るようにようになってきているのかと改めて認識しました。
このような見方を一人のものだけにしないで、とらえ方・見方のよさを、みんなの中で一つ一つ価値付けてやることにより、お互いの児童の見方や考え方を広めたり深めたり出来るのです。これが集団学習をする学校教育のよさでもあります。一人一人の児童の持つよさをどれだけ生かし、学習集団として機能させていくか、益々責任を感じるのでした。