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平成21年度 研究推進計画

1 研究主題 2 主題設定の理由 3 研究テーマについて
4 研究の内容と具体的取組 5 研究仮説 6 校内研究体制
7 年間計画

 

 <<研究推進計画>> 

1 研究主題

「自分の考えを持ち、よく分かるように伝え合う児童の育成」

算数科の基礎的・基本的な知識・技能を身につけ、筋道を立てて考え表現する能力を育てる。

2 主題設定の理由

 本校では、これまで7年間「国語科」の研究を推進してきた。「国語科」の研究では、表現力をつける取組、読解力をつける取組、書く力をつける取組を進め、本校の国語科における「基本的な指導過程」を作り上げ、実践を積み重ねてきた。

 その中で、児童一人一人が、「一人学び」をする力をつけ、自分の思いや考えを持って授業に臨み、書いたり発言したりするなど表現する力をつけてきた。特に「書く活動」の実践では、国語科だけなく、算数科など他教科でも「書く」ことで自分の考えを深める取組を進めてきた。

 しかし、国語科で培ってきた表現する力を他教科で充分生かすことができなかった。そこで、本年度は、国語科で培ってきた表現力を算数科でさらに研究することで、自分の考えを持ち、よく分かるように相手に伝える児童を育成することができると考えた。

 また、本校の児童の実態を見てみると、算数科における考える力、説明する力、活用する力に弱さが見られる。これらの力をつけるためにも、算数科の基礎的・基本的な力をしっかりつけ、筋道を立てて考え表現する授業を作ることが大切となってくる。

 さらに、本年度より新学習指導要領の移行期間に入り算数科の目標でも「筋道を立てて考え表現する力の育成」が掲げられ、算数科においても表現力をつけることが大切になってくる。

 以上のように考え、研究主題を設定した。

 

3 研究テーマについて

 算数科の基礎的・基本的な知識・技能を身につけることについて

 数量や図形についての基礎的・基本的な知識や技能は、筋道を立てて考え表現する力の基礎となり、考える力を伸ばし、説明したり、表現する力を育てるためには、これら の知識・技能の習得が必要不可欠である。

 これらの知識・技能は、日常的な反復練習によって身につけることができると考える。そのため、朝学習の時間を活用し、5分間計 算などの技能の習熟を図る取り組みをする。

 筋道を立てて考え、表現する能力を育てることについて

  思考力、判断力、表現力を育てるために、ことば、数、式、図、表、グラフなどを用いて考えたり、説明したり、伝え合ったりするなどの学習活動を授業の指導過程の中に 位置づけ日常的に取り組んでいく。

 また、これまで国語科で取り組んできた「書く活動」 を授業の中に位置づけ、「書くこと」で自分の考えを深め、発表につなげていく取組の成果を生かし、さらに算数科の目標に掲げられている「表現する能力」の育成に努める。

 

4 研究の内容と具体的取組

(1) 自分の力で解決し、見通しを持って筋道を立てて考え、表現する活動を生かした授業づくりをする。 

 < 授業における指導過程>について
 めあて、学習課題の確認
  ↓
  一人学び(自力解決)→ 筋道を立てて考える。考えたことを書き、説明できるようにする。
  ↓(ペア学習・グループ学習)
 みんな学び(話し合い)→考えを説明する。考えを聞き、意見を述べる。
  ↓
 ふりかえり→学習の内容、めあて、学習態度(話す、聞く)など自己評価する。

(2) 意欲的に学習に取り組めるよう、「一往復半の会話」「発言キャッチボール」「書く活動」「ノート指導」「板書」など工夫して取組を進める。特に、「ノート指導」に重点を置き「ノートフェスティバル」を実施し、よく分かり活用できるノート指導をする。

(3) 算数科の基礎的・基本的な知識・技能を身につける取組をする。

・朝学習の5分間計算・がんばりタイム・計算チャレンジなどに取り組む。

・自主学習プリントボックス(1年から6年までのプリントボックスを作り自分の課題に合わせて練習できるようにする)

(4) 算数科の授業だけでなく、学校生活全般において算数科で学習したことを活用する場面を作ることを意識する。

 
(5) 算数の学習に生きる環境作りをする。身近に算数の基礎的・基本的な知識に触れる   ような環境作りをする。

・算数の教材、教具の整理整頓と充実
・教室や廊下の掲示物の工夫。

(6) 評価規準を明らかにし、児童の実態を日常的に把握し、指導に生かす。 

・算数カルテづくりを進め、実態把握ができるようにする。

(7) 事前研や研修会を通して教材研究や指導法の研究を進め、教師の力量を高める。

(8) 保護者・家庭との連携を深め、家庭学習の充実を図る。

 

5 研究仮説

本年度は、3つの仮説に基づき研究を進めていく。

(1)算数科の基礎的・基本的な知識・技能の学習を日常的に継続して取り組むことで、児童に基礎的・基本的な力が身につき、思考力・判断力・表現力の基礎ができるのではないか。

(2)すべての児童が筋道を立てて考え、自分の考えを持ち表現し伝え合う学習指導過程をつくり、その指導過程に基づいて授業づくりをすることで、児童一人一人に思考力・表現力をつけることができるのではないか。

(3)国語科を中心に他教科でも、書いたり、表現したり、説明したり、伝え合ったりする活動に取り組み言語活動の充実を図ることで、より深く自分の考えを持ち、説明したり表現したりする力がつくのではないか。

 

6 校内研究体制

*研究推進委員会

・校内研究推進計画を立て実施していく。
・授業研究を進め、基本的指導過程を検討する。
・「学びのたより」の発行を学力充実委員会と交代で発行する。
・「ノートフェスティバル」など児童の学習意欲を高める取組を計画し、実行する。
・校内研修の計画実施(講師依頼など)
・事前研・事後研の進行

*事前研の進め方

・授業研の前に、全員で事前研を行う。事前研では、教材の研究、指導計画、本時の展開、授業を見る視点などについて協議する。
・指導案は、授業研の2日前には配布する。

*事後研の進め方

・授業を見る視点に基づいて話し合い、成果と課題を明らかにし、今後の授業研究に生かすようにする。

*環境部の活動

・児童が、算数で必要な基礎的・基本的な知識を身につけたり、算数に興味を持ったりすることができるよう校内環境を整える活動を計画し、実施する。

*基礎学力部の活動

・基礎的・基本的な技能を身につけさせるための取組を計画し実施する。
(朝学習の5分間計算、計算チャレンジ、自主学習プリントボックスなど)
・定期的に児童の実態を把握し、実態交流する。

 

7 年間計画