昭和36年3月、桂川水系上流の京都府船井郡日吉町(現・南丹市日吉町)に多目的ダムを建設する構想が発表されました。
水没する天若・中地区は勿論日吉町はこれらに強い衝撃を受け、対策組織を設け、交渉にあたっていくことになります。
この建設構想発表から十数年が経過した昭和55年2月から昭和62年3月の住民の離村式まで中嶋政樹氏は天若・中地区で撮影をしました。
中嶋氏の被写体はダム建設によって水没、住民が離村する村ではありませんでした。
度々撮影に訪れるうちに知り合った天若の人々とその人々が織りなす営みが中心でしたが、友人もまた離村を前にした人々であり、必然的に離村を前にした天若・中地区の姿を記録することになりました。
一人の写真家の交流が残した写真を通じて、ありし日の天若・中地区に思いを馳せていただけましたら幸いです。

 
展示会チラシ
(クリックすると拡大します)
会 場
南丹市日吉町郷土資料館
会 期
平成20年9月20日(土)〜11月30日(日)
休館日 毎週 火・水曜日、9月25日(木)
※祝日は開館しています
時 間

午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)

入館料
大人200円(160円)
学生150円(120円)
小人100円(80円)
※(  )内は20名以上の団体料金
※南丹市内の小・中学生は入館無料