【博】・・・文化博物館で展示 【資】・・・郷土資料館で展示
 戦争を知らない世代は、今日の平和な生活をあたりまえのように感じているかもしれません。ですが、今から67年前まで日本で戦争が行われていたことは事実であり、今もなおその傷跡は多くの人々の心に刻まれています。とは言っても時が経つにつれて、人々の意識が薄れてきている感は否めません。また、実際に戦争を体験された方々の話を直接うかがうことが難しくなってきており、戦争体験者と戦後の世代がコミュニケーションをとることができる時間を考えるとき、その残された時間の大切さは計りしれません。
 しかし、展示会などで戦争をテーマに取り上げる場合、思想や感情などにより冷静さを失ってしまうことがあります。当時、日本の国家が行った戦争を大きな視点でとらえることは、社会の流れを理解する上で重要となりますが、この展示会では、地域や個人にとって戦争はどういうものであったのか、身近な視点から戦争を考えていきたいと思います。また、当時の様子を伝える展示品を通して日本が行った戦争について自ら考える場となるよう工夫を行い、平和を願う市民の心を永く後世に伝える一助となれば幸いです。


▲充員召集令状(昭和10年5月)【博】
 


▲陶製アイロン/るり渓資料館蔵【博】


▲教育紙芝居/亀岡市文化資料館蔵【資】


▲軍中絵日記【資】

 
 
会 期
2012年7月14日(土)〜9月17日(月・祝)

休館日
毎週水曜日、7月17日(火)

開館時間
(※1)午前9時〜午後5時

入館料(※2)
博物館) 大人300円、学生200円、小人100円
資料館) 大人200円、学生150円、小人100円
共通券) 大人400円、学生300円、小人150円

(※1)入館は午後4時30分まで
(※2)20名以上の団体は入館料2割引(共通券は適用外)、南丹市在住の小・中学生は入館無料
共通券では、当展示会開催中に限り、博物館・資料館に一度ずつ入館できます
 
 

< 会 場 >

南丹市立文化博物館
南丹市日吉町郷土資料館
 
↓↓↓ お も な 展 示 品 ↓↓↓
(文化博物館)
兵士の携行品、軍事郵便、戦中の衣装、戦中の商店街広告、陶製代用品、防空用品、勲章・退役記念品など
(郷土資料館)
子どもたちの衣装、戦争中のおもちゃ、疎開児童の絵、教科書、教育紙芝居、少年・少女雑誌、学校内での活動写真