妖怪は、人々の生活の中から生み出され、その歴史とともに様々な妖怪が登場してきました。
その姿を生みだしたのは人々の知識や想像力だったと言われています。
このような妖怪たちは一見すると恐ろしい形相であったりしますが、どことなく憎めない愛嬌を漂わせています。
 この展示会は、私たち日本人の心の中に今も生き続けるさまざまな妖怪たちを紹介します。
ちょっと怖いけれどもユニークな妖怪たちをご覧いただき、日本の妖怪文化について考える機会になれば幸いです。
 
 
■ 展示構成・主な展示資料 ■

 第1部 妖怪絵巻と妖怪本
  ・百鬼夜行図(京都府立総合資料館蔵)
  ・怪談絵巻(稲生物怪録絵巻/京都大学附属図書館蔵)
 第2部 幽霊
  ・幽霊画【複製】 伝円山応挙(国立歴史民俗博物館蔵)
  ・子抱き幽霊図(奈良県立美術館蔵)
 第3部 河童
  ・河童想像模型(国立歴史民俗博物館蔵)
  ・河童真図(明石市立文化博物館蔵)
 第4部 浮世絵の中の妖怪
  ・後鳥羽法皇の夢中にあらわれる妖怪の図(大阪城天守閣蔵)
  ・暁斎百鬼画談(国際日本文化研究センター蔵)
 第5部 奇談・珍談
  ・遠山著聞集(西尾市岩瀬文庫蔵)
  ・奇怪集(西尾市岩瀬文庫蔵)
 第6部 ちりめん本

(PDFファイル・200kb)
 
会 場
南丹市立文化博物館(常設展示室、企画・特別展示室)
会 期
平成20年7月19日(土)〜8月31日(日)
休館日 月曜日(7月21日は開館)・7月22日
時 間

午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)

入館料
大人300円(240円)
学生200円(160円)
小人100円(80円)
※(  )内は20名以上の団体料金
※南丹市内の小・中学生は入館無料
※上記入館料ですべての展示をご覧いただけます

百鬼夜行絵巻(部分)/兵庫県立歴史博物館蔵
[タイトル画像] 化物尽絵巻(部分)/国際日本文化研究センター蔵