一般的に3月3日は、ひな人形を飾って子どもの健やかな成長と幸せを願う桃の節句として親しまれていますが、南丹市内の多くの地域では、4月3日にひな祭りを祝います。今でも初節句の日が近づくと、母親の里からひな人形が送られ、ひし餅やカレイなど縁起物や季節感溢れる料理をお供えし、春先の楽しい行事として親しまれています。
本展では、市内から寄贈していただいた江戸期から大正、昭和に至るまでのひな人形を時代別に紹介いたします。ひな人形が飾られたそれぞれの時代や、当時の人々のくらしぶりにも思いを馳せていただければ幸いです。
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