園部藩は元和5年(1619)に、但馬国出石藩主であった小出吉親が、丹波国船井郡を中心とする所領へ転封となったことで成立しました。吉親は初代藩主として、藩政機構の拠点である園部城(陣屋)を築造し、さらには藩経済の中心地として城下町を整備して、園部藩を発展させていきました。吉親の以後も、園部藩では小出氏が歴代藩主をつとめ、明治期の廃藩置県まで約250年間にわたって存続しました。
 このたびの開館10周年記念秋季特別展「園部藩のあゆみ」では、園部藩に関連するさまざまな資料からそのあゆみをふり返ってみたいと思います。園部藩の政治機構や歴代藩主の事跡、または当時の村や町のようすについて、ご理解を深めていただく機会となれば幸いです。
 

@

A


B


D

C
 
@龍打出南蛮鉄胴具足(小出吉親所用)A鰹節(小出吉親携帯)/井伊美術館寄託品
B染付唐草紋瓶子/春日神社蔵   C火縄大筒/国立歴史民俗博物館蔵
D小出吉親像/徳雲寺蔵(当館寄託)
 
展示資料一覧
 
会 場
南丹市立文化博物館
会 期
平成20年10月25日(土)〜11月24日(月)
休館日 月曜日(祝日は開館)、11月4日
時 間

午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)

入館料

大人 300円、学生 200円、小人 100円
--------------------------------
※20名以上の団体は2割引
※南丹市内の小・中学生は入館無料
※11月3日は当館開館記念日、
同15・16日は関西文化の日により入館無料。