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原始・古代

 南丹市には古墳や集落跡をはじめとする多数の遺跡が分布しています。そのすべてで発掘調査が行われたわけではありませんが、着実にその成果は蓄積され、南丹市はもとより周辺地域の歴史を考えるうえで貴重な資料となっています。なかでも全長84メートルの前方後円墳、垣内古墳はその規模から丹波南部地域を治めた有力者の墓と考えられ、出土品は一括して重要文化財に指定されています。

   
中世・近世

 江戸時代、現在の南丹市域の大部分は園部藩でした。園部藩は、元和5年(1619)に但馬国出石藩主であった小出吉親が丹波国船井郡一帯を中心とした約3万石の地に転封となったことで成立しました。以後、藩主は小出氏がつとめ、明治期の廃藩置県まで約250年間にわたって存続しました。常設展示では、園部藩や藩主小出氏に関する資料を中心に紹介しています。
   
近代・現代

 明治になると、外国からの文化を取り入れた日本は、政治や社会のしくみを大きく変化させました。南丹市においても近代化が進められ、明治32年(1899)には京都・園部間に、同43年には園部・綾部間に鉄道が開通しました。その後、幾度かの戦争や高度成長を経て、人々の生活は目まぐるしく変わりました。